つ ば さ と 風
松木営農組合設立について
松 木 営 農 組 合
組合長 浦 上 武 久
農業に関係ある方は既にご存知の通り、平成19年度より農業経営基盤整備法に基づく品目横断的経営安定化対策が国の施策として導入される事が決定されました。これにより一定基準以上を充たした農家、営農組織を対象に補助と助成が行われる事になります。
今、米作農家をとりまく環境は少子化や、食生活の変化、外国からの圧力(WTO決議)等により一段と厳しさを増してくる事が予想されます。この事態に備え今後は農地規模拡大(農家の集約化)、農地の高度利用、も含め低コストの実現が急務であると考えました。
当地区では、平成12年に営農組合設立に向け鋭意努力していながら設立に至らなかった経緯があります。今思えば改革とは痛みを伴うもので、同じ痛みを味わうのなら少しでも早い方がとの悔いが残り、現在に至るまで兼業個人農家からも早期に組織化への声が聞こえてきました。その背景には、年金や給料収入からの農機具購入費用、人件費、肥料・農薬購入資材等の支出が不要で、事実上所得アップになるとの認識が高まり組織化の動きになったと思われます。
そこで新たな国の補助事業対象になる為、高岡農業普及センター、射水市、いみず野農協の支援、指導を受けながら、その中で個人所有農機具の処遇の問題もあり、個々には大変な決断をいただき、特定農業団体としての営農組合設立が実現できました。
今後は担い手の育成に努め農用地の高度利用を目指し、先祖より与えられたこの素晴らしい田園景観を守りながら後世に引き継ぐ努力をしていかなければなりません。なお、東保 力市議におかれましては早期の事業補助決定の獲得に向けご尽力くださるようお願い申し上げます。
参 考
※ 平成18年12月08日午後7時松木公民館で設立総会を開催し、規約、事業、収支計画承認。
農家組合員数 15戸 農地耕作面積 合計21.36ha。
※ 現在、射水市内で5件の営農組合の新規設立があり、補助事業計画を申請されています。
宮袋営農組合も設立され申請されています。